2011年6月19日父の日。こうべイクメン大賞開催!

総合プロデューサー

こうべイクメン大賞2011総合プロデューサー
花村 周寛 (ランドスケープデザイナー)



こうべイクメン大賞は本年度で2回目を迎えます。
私自身は昨年は実行委員会の内部からロゴデザインやエピソード展示などのアートディレクションで関わらせていただきましたが、本年は神戸地元の方々がより主体的にメッセージを発信出来るように外部から総合プロデューサーとして応援することになりました。


昨年のこうべイクメン大賞では全国各地から140をこえるイクメンエピソードが集まり、三宮センター街での展示とともに、当日の表彰式にも大勢の方々に訪れていただきました。しかし「訪れた方々がより積極的に参加出来る仕組みがあれば良かった」との声も実行委員会から上がったこともあり、今年はそのような反省点も踏まえて訪れた方も交えもっと積極的にイクメンを考えるような時間を持てればとの想いでいます。


我々が考えるイクメンが当たり前の社会とは、父親だけではなく子どもを持たない男性や育児を終えた男性なども含めて育児へ参加することがより日常的になる状況です。それは何も自分の子どもを育てるというだけではなく、街全体、社会全体で育児に対して向き合う風景をデザインする事だと思います。


育児への向き合い方や育児に対して見えている風景というのは人によって実はずいぶんと違います。
自分では「これは育児に貢献しているだろう」と考える事でも、実は他の人や女性の方々から見ると全然そうではないという認識やコミュニケーションのギャップもたくさんあると思います。
そのようなギャップも感じながら、男性が育児に参加するということについて、色んな考え方を楽しく話し合える場を持つためのコミュニケーションデザインを今年は考えました。


きっと楽しい学級会になると思いますので、是非男性だけではなく女性の皆さんも含め幅広い層の方々に参加していただければと思います。



ハナムラチカヒロ(花村周寛)

【略歴】
ランドスケープデザイナー/アーティスト/役者/研究者。
1976年大阪生まれ。ソウル生まれの母と京都生まれの父の間に生まれる。
「風景のデザイン」と「コミュニケーションデザイン」をテーマに建築やオープンスペースなどの空間デザインや現象のデザインを行う。
一方で「風景へのまなざし」をデザインする観点から、コミュニケーションを生み出すプロダクトのデザインや、病院などのパブリックスペースでインスタレーションなども行う。
また「風景になる」という観点から、映画や演劇などにおいて俳優もつとめながら、街中で非日常風景を探る状況的パフォーマンスも展開している。
その領域横断的な表現活動の拠点として2008年から緑橋(大阪東成区)にある古い活版印刷工場をセルフリノベーションし続ける自身のアトリエ“♭”を構え、そこを中心にアートやデザインや映画など領域を超えた様々な表現者の交流と創造の拠点のプロデュースも行っている。
大阪府立大学21世紀科学研究機構准教授。大阪大学工学研究科建築学科非常勤講師。大阪市立 大学文学部非常勤講師。船場アートカフェディレクター。極東EX主宰。


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